ダウンロード
Android内のブラウザを使って、chipchecker.apk をダウンロードしてください。
※より詳細な説明は、ダウンロードをご覧ください。
これはいわゆる「インストーラ」です。Android公式の場所(Google Play Store)からではないので、「危険かもしれませんよ」という警告が表示される場合があります。
※ここで、「ダウンロードするのは怖い」と思った方は、Androidアプリの安全性問題についてを読んでください。これが仮に「危険なアプリ」だったとしても、付与する権限と入力する情報の組み合わせで、危険か安全かが決まるのです。どんなアプリであれ、一律に危険になることはありません。

不審なAndroidアプリであっても、ただちに危険になるわけではありません。アプリに付与する権限や、アプリに入力する内容により、「悪意のあるアプリ」が危険になります。
ダウンロードが完了したら、「開く」で実行します。もし、「開く」というメニューが表示されない場合には、Android内のダウンロードフォルダを調べて、chipchecker.apkを探し、それをタップしてください。
インストール
ダウンロードされたchipchecker.apkをインストールします。先の画面のように、「開く」でインストールするか、このメニューが出ない場合には、「ダウンロードフォルダ」の中にあるchipchecker.apkをタップします。
Androidのバージョンにもよりますが、Bluetoothを使うには、位置情報をONにしないといけません。「許可しない」では、全く検出ができません。
上の設定を済ませると、アプリが終了してしまいますが、アイコンができているので、ここから再度起動します。
使い方
アプリを起動すると次のような表示になります。もちろん、周りにBluetooth機器や接種者と思しき人がいる場合です。
この中の黒は、通常のBluetooth機器(他のスマフォやヘッドフォンやキーボードなど)であり、赤がワクチン接種者を表しています。つまり、Bluetooh信号が、通常のBluetooth機器からも、ワクチン接種者の持つチップからも発信されており、その二つ共を検出し、色分けして示します。

赤は体内チップ、黒は通常のBluetooth機器を示しています
※上には表示されていませんが、緑の場合もあります。これは、接触監視アプリのCOCOAのものだそうです。
これ以降の説明では、通常の「機器」と接種者の「チップ」を区別して説明します。
SCANとCLEAR
アプリを起動した時に機器とチップのスキャン、つまり検出動作が行われますが、「SCAN」ボタンを押すと、さらに設定された秒数(後述、15秒か60秒)だけスキャンが行われ、見つかった機器あるいはチップがリストに追加されます。

SCANボタンを押すと、設定された秒数のあいだ、周りにあるチップ(あるいは機器)の検出を行います。
※スキャン中に「SCAN」ボタンを押しても無視されます。
「CLEAR」ボタンを押すと、いったん見つかったチップがすべてクリアされます。その後で、再度チップのスキャンを行うために「SCAN」をクリックしてください。
ただし、後述する設定で、「チップだけを見つけ出す」こともできます。当然ながら、「機器」には興味が無いので、それらを無視すできます。
設定メニュー
右上には、いわゆるハンバーガーメニューがあります。
このメニューは三つの部分に分離しています。

ハンバーガーメニュー(三つの点)には、様々な設定項目があります。
All, Chip, All Near, Chip Near
デフォルトはAllです。四つのいずれかのモードを選択するようになっています。一度選択すると、それ以降は、そのモードで検出します。
- All:すべての機器とチップをリストする。RSSIは(後述)、端末の性能の最大スキャン範囲。
- Chip:機器を無視して、チップのみをリストする。RSSIは、端末の性能の最大スキャン範囲。
- All Near:すべての機器とチップ。RSSIは、後述の方法で設定できる。
- Chip Near:チップのみ。RSSIは、後述の方法で設定できる。

「Chip Near」モードでは、チップのみを検出し、検出する信号強度(RSSI)を選択できます。RSSIを小さくすれば、近い人だけを検出します。
ScanSec
スキャン時間を15秒にするか1分間にするかの選択を行います。これは、人間が周りを通り過ぎる場合に、どの程度の数のチップを検出するかに関わります。
部屋の中で静止している場合には、検出数に関係しないものと思われます。また、15秒で4回スキャンするのと、60秒で一回スキャンするのでは、理論的には同じ効果ですが、実際には検出結果は異なるようです。
RSSI
RSSI設定は、「All Near」および「Chip Near」でしか有効になりません。「All」「Chip」では、この設定は無視され、端末性能の最大スキャン範囲になります。
RSSI設定は、どの程度の強度の信号を検出するかを示します。例えば、仮に全く同じ種類のチップの人が近くにいる場合と、遠くにいる場合では信号強度が異なります。
チップチェッカーのRSSIの値が大きいほど、より遠くにあるチップに反応するようになります。

「All Near」あるいは「Chip Near」モードの時の信号強度を選択できます。値を小さくすれば、近い人だけを検出します。
使い方まとめ
ごく普通の使い方としては、まず他のbluetooth「機器」には興味が無く、RSSI設定の変更による検出の変化を試してみたいので、以下の設定が良いと思われます。
- Chip Near:RSSIの選択ができるようにする。「機器」には興味はなく、チップのみを検出
- ScanSec:お好みで設定
- RSSI:お好みで設定。例えば、近い人だけを検出したい場合には数値を小さくする。
表示される行の色について
赤:ここで言う「チップ」、つまり接種者を表します。ただし、接種者だからと言って、必ずしも検出されるわけではなく、何らかの理由で入っていないか、あるいは消失の場合もあります。また、接種者一人に一つとは限りません。おそらくは複数回接種の場合に、一人から複数のチップが検出されます。
黒:通常のBluetooth機器を表します。どの程度のBluetooth機器がまわりにあるかを把握するには面白いかもしれません。
緑:COCOAという厚労省バックアップの下公開している接触監視アプリの出している信号で、信号自体はチップと同じものを発信しています。MACアドレスの後に(i)もしくは(i?)のあるものはiPhone版のCOCOAを示し、(A)はAndroid版を示します。ただし、Android版についてですが、チップチェッカー公開後に、新たにCOCOAをインストールした端末については、赤で表示されてしまいます。

チップチェッカー公開後に、新たにCOCOAをインストールした端末は、赤で表示されてしまいます。ご了承ください。